「銭」はいつ廃止された?

日本の通貨の最小単位といえば1円ですが、日本人なら誰しもそれより小さい単位を聞いたことがあると思います。

そう、「銭」です。よく金融や為替のニュースで出てきますよね。

「今日の円相場は1円3銭下がった」というふうに。

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しかし現代の日本人が日常生活のなかで銭を使うことはありません。

銭はいつ、どのような理由で廃止されたのでしょうか?

 

どうして銭は廃止されてしまったのか

銭の単位が正式に廃止されたのは昭和28年、1953年のことです。終戦から8年目ですね。

なぜ銭は廃止されたのでしょうか?

これは終戦直後のハイパーインフレーションが原因です。

インフレとは物価の上昇、逆にいえばお金の価値が下落すること。

このインフレが常識外れの水準に達してしまうとき、その現象はハイパーインフレーションと呼ばれます。

終戦直後の日本はこのハイパーインフレに見舞われ物価が急上昇、お金の価値は大きく下落しました。

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それを受け、お金の最小単位だった銭は使いものにならないほど価値が低下してしまい、新円切り替えとともにその役割を終えたのです。

 

銭が廃止されたハイパーインフレの原因は?

ハイパーインフレが起きた原因については色々な説があります。

なかでも、未払いの軍事費を返済するために、政府がその費用を日銀に直接引き受けさせたことが最大の要因だと考えられているようです。

日銀がお札を刷りまくったことで通貨供給量が増え、インフレが加速したわけですね。

インフレというのは容易にコントロールができないものです。

ひょっとするとこれからの日本でもハイパーインフレが起こって、私たちが今使っている円も古銭の仲間入りをする日が来るのかもしれません。

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